海兵航空団がカンボジアで飛行支援
【カンボジア】 7月17日と18日の両日、100名以上もの海兵隊員や米陸軍、そしてカンボジア王国軍の隊員たちが、「アンコール歩哨友好パラシュート・ジャンプ作戦」に参加した。第3海兵遠征軍(IIIMEF)第1海兵航空団(1stMAW)第36海兵航空郡(MAG-36 )第152空中給油輸送中隊(VMGR-152)の海兵隊員たちが、降下地域に部隊を輸送するために用いたKC-130Jで飛行支援を行った。
VMGR-152の武器・戦術インストラクター、ベン・グラント大尉は、この演習における任務を「アメリカとカンボジアの多大な努力の関係のわずかな一部だった」と話す。
グラント大尉と部下の海兵隊員たちは、米陸軍ジャンプ・マスターや整備工、装備などをKC-130Jヘラクレスで輸送し、その航空機は後に降下の際にも用いられた。このような軍事行動に同中隊が参加することは、1stMAWの高レベルの即応体制に貢献することになる。
「米軍とカンボジア王国軍が共にジャンプするのは、カンボジアの歴史上、これが二度目」だとユタ州を拠点とする陸軍州兵部隊特主任務空挺指揮第9部隊指揮下士官軍事作戦担当官のギャリー・W・バーンズ陸軍上級曹長は語った。
初めて米軍とカンボジア軍が共に降下したのは今年の2月で、スタティックライン(固定ひも)降下には、約30名のカンボジア王国軍の隊員たちが参加し、残りは、沖縄から来た第1大隊第97部隊指揮及び第1特殊空挺部隊で構成されていた。演習中は、気候やコミュニケーションなどのいくつかの困難に遭遇したが、海兵隊員や米陸軍、及びカンボジア王国軍の当初の綿密な計画で、対処できないものはなかったとグラント大尉は語った。
この演習を開始する前に、ジャンプ用のフル装備を着用した陸軍やカンボジア王国軍の隊員たちは、雨や風、低い雲が立ち去るのを何時間も待った。
「降下初日は、天候が協力的ではなかった」とVMGR-152、KC-130Jロードマスターのアレックス・キエンツ2等軍曹は話したが、彼らは幸運にも、うまく任務を遂行することができた。互いにコミュニケーションを図ることは、米軍及びカンボジア王国軍の隊員たちが克服した1つの課題だったと第97部隊指揮の人事管理担当、ホセ・A・オルテガ陸軍伍長は話した。
コミュニケーションは、航空機の安全上で重要な役割を担い、海兵隊員や陸軍兵たちはカンボジア王国軍の隊員たちが、いつ、どこで、スタティックライン降下をすればよいのかちゃんと理解しているかを確認しなければならなかった。
緑色のゴーサインが点滅すると、14秒の間に10名から14名のジャンパーが航空機の後方から降下を開始し、ジャンプマスターが出した風向き警告にも警戒しなければならなかった。
「14秒で大勢の人を降下させようとする時、一息ついたり、躊躇(ちゅうちょ)している暇は全くない」とキエンツ2等軍曹は説明した。カンボジア語への通訳と手信号が米陸軍とカンボジア王国軍のジャンプマスターの間で用いられ、カンボジアのジャンパーたちが状況を把握しているか確認した。
「幸運にも、飛行任務中に用いられた手信号は、自分たちが使っているものと非常に似ていたので、大きな問題も起こらず演習を実施することができた」とバーンズ上級曹長は語った。
「これは、私たちにとって非常に興味深く、素晴らしい経験」だとカンボジア王国軍のジャンプマスター、クス・ソクホム少尉は語り、「言葉の壁があったにも 関わらず、私たちはこの演習で多くの事を観察し、学ぶことができた。これからも海兵隊員たちには、この演習を行なってもらいた。そうすれば、私たちの経験 も分かち合うことができる」と話した。
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